テニス初心者が最初に買うもの、まだ買わなくていいもの
「テニスを始めたい」と思ったとき、最初の関門が道具です。テニスショップに行くと、ラケットだけで何十本も並んでいて、値段も5,000円から4万円まで幅があります。何を基準に選べばいいのか分からないまま、とりあえず全部そろえようとして数万円かかる、というのはよくある話です。
結論から言うと、初回に必要なのは靴だけです。それ以外は、続けると決めてからで間に合います。
最初に買うもの:テニスシューズ
唯一、最初から自分のものを用意したほうがいいのがシューズです。理由は2つあります。
ひとつは、貸してもらえないから。ラケットは多くのサークルやスクールで貸出がありますが、靴はサイズが人それぞれなので借りられません。
もうひとつは、怪我に直結するから。テニスは前後左右への急な切り返しが多く、ランニングシューズだと横方向の踏ん張りが効きません。捻挫しやすくなります。
サーフェス(コート表面)を確認してから買う
ここが見落とされがちなポイントです。テニスシューズはコートの種類ごとに靴底が違います。
| サーフェス | 靴底の表記 | 沖縄での主な該当コート |
|---|---|---|
| 砂入り人工芝(オムニ) | オムニ・クレー用 | 奥武山公園庭球場など |
| ハードコート | ハード用 | 全天候型のコート |
沖縄の公共コートは砂入り人工芝が多いので、迷ったら「オムニ・クレー用」を選んでおくとだいたい合います。ただし行く予定のコートを先に確認するのが確実です。「オールコート用」という兼用タイプもあり、いろいろな場所でやる可能性があるならこちらでも構いません。
価格は5,000〜8,000円程度から選べます。最初の一足に高いものは要りません。
しばらく買わなくていいもの:ラケット
意外に思われるかもしれませんが、ラケットは急いで買う必要がありません。
理由は、自分に合う重さやバランスが、打ってみないと分からないからです。カタログのスペックを見比べても、実際に振ってみたときの感覚とは結びつきません。何回か打ってみて「もう少し軽いほうがいい」「面が大きいほうが当たりやすい」と分かってから選ぶほうが、結果的に失敗しません。
多くのサークルやスクールに貸出用ラケットがあります(私たちも用意しています)。まずはそれで数回打ってみて、続けそうだと思ってから買えば十分です。
買う段階になったら、初心者向けの目安は次のあたりです。
- 重さ: 270〜300g程度(軽すぎるとかえって振り回されます)
- 面の大きさ: 100平方インチ以上(当たる面積が広く、ミスに寛容)
- ガット: 最初は張ってある状態で売られているものでも十分
沖縄で特に要るもの
本土向けの記事にはあまり出てこないけれど、沖縄では優先度が高いものがあります。
帽子またはサンバイザー
日差しが強いので、夏場の屋外コートでは必須に近いです。特にサーブを打つときに真上を向くので、目に直接日光が入ります。つばがあるだけでかなり違います。
水分(想像より多め)
500mlのペットボトル1本では足りません。2時間の練習なら1.5〜2Lを目安にしてください。凍らせたものと常温のものを両方持っていくと、後半まで冷たい状態が保てます。
塩分の補給
汗をかく量が多いので、水だけ飲んでいると足がつりやすくなります。塩分入りのタブレットやスポーツドリンクを併用してください。
着替え
ナイターでも汗だくになります。帰りに寄る場所があるなら1枚あると快適です。
服装はどうするか
動きやすい服なら何でも構いません。 最初からテニスウェアをそろえる必要はなく、Tシャツと短パン、ジャージで来る人がほとんどです。
一点だけ、綿100%のTシャツは避けたほうが快適です。沖縄の湿度だと汗を吸ったまま乾かず、重く張り付きます。速乾素材のものがあればそちらを。ユニクロやワークマンで手に入るもので十分です。
まとめ:初回の持ち物リスト
- テニスシューズ(コートの種類に合ったもの)
- 動きやすい服装
- 水分1.5〜2L
- 帽子(屋外・日中の場合)
- タオル、着替え
ラケットは借りられるなら借りる。これで初回は問題なく参加できます。合計で1万円もかからないはずです。
道具の相談は、実際に始めた人に聞くのがいちばん早いです。見学に来てもらえれば、みんながどんなものを使っているか直接見られます。